ともみゅーじっくには、歩いて通えるから来ている生徒さんもいれば、車で市外から長い時間をかけて通ってきてくれる生徒さんもいます。
ここじゃないとできないこと、を、お家の方が見つけてくださって、通ってくださっています。
今日は、ともみゅーじっくで行っている「発達障害児さんの受け入れ」についてお話ししたいと思います。
療育(福祉・教育・医療の3本の柱が繋がっているもの)には、「集団療育(複数で行われるもの)」と「個別療育(1対1で行われるもの)」があります。
ともみゅーじっくは、療育施設ではありません。町の小さなピアノ教室です。
でも、ピアノ教室だからできること、と言うのが「1対1」のレッスンです。
発達障害児さんには、適切な療育や指導が、本人の腑に落ちる形でなされなければなりません。それは、1対1出ないと難しいと考えています。
「ここにきたら必ずこの人が同じ笑顔で待っていてくれる」と言う環境も大切です。
もし、その子が音楽が好きで、ピアノがそばにあったらご機嫌なのであれば、いつもピアノ絵本を持ってお出かけすることをおすすめしますし、言葉での表現が難しいお子さんにとっては、ピアノや楽器が「自己表現手段」となるので、その子の武器となります。
訓練重視で生活している子供も多く、本当にやりたいことなのか、本当にやらなければいけないことなのか、と言う疑問を
おうちの方からご相談されることも多いです。
しかし、いずれは社会に出る子供たちです。その時に、「家に帰ったらピアノが待っている!」というような、QOLを上げるような手段が一つあったらいいなと思っています。
ピアノをやっていくうちに、他のものに興味が湧いたらそれもいいと思います。
全ては「主体性」自分が何がやりたくて、何がやりたくないか、を表出できるようにすることが肝心です。
一人一人のやりたいことを、ゆっくり寄り添っていきたいと思っています。
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