発表会の心配は当日の緊張だけ!

ともみゅーじっくでは、九月の初めに今年度の発表会を終えました。

今年は地元の素敵な音楽堂にて、楽しい発表会を終えることができました。

ともみゅーじっくでは、できる限り、前日に発表会の会場で演奏できるように準備をします。

今回はピアノの色が「茶色」で、事前に伝えていたけれど、いつもみているピアノが「黒」のみの生徒さんにとっては、それだけでも不安です。ですので、事前に会場に来ていただくことをお勧めしています。

順番をまったり、じっとしているのが難しい生徒さんもいらっしゃいますので、通し稽古(本番通りのリハーサル)ではなく、各々のソロの曲を弾いてもらう形をとっています。

強制ではないのですが、参加しておくと安心です。

なぜ前日にやるか、1週間前ではいけないのか、というご意見もあるかと思います。

もちろん、理由があります。

本番の前の日が、一番不安だからです。お家で練習していても、一番上手く弾けないのが前の日なんですよね。リハーサルでも思ったように弾けなくて何度も弾こうとする生徒さんがいますが、あえて止めさせていただきます。そして、おうちへ帰っってもたくさん練習しないように声がけをします。

緊張のMAXを経験していたら、次の日にはケロッとして演奏できるのです。

以前は、ホールの探検に1時間、舞台に上がるまで1時間かかっていた生徒さんも、なれてきたらなんでもなく弾いて帰っています。

発表会とは、1年を通しての成長の発表の場です。できることを少しずつ、小さな背伸びは必要ですが、なるべく背伸びし過ぎず、長い目で成長を分かち合うことに意義があると思います。

ともみゅーじっくが現在のような、障がいや生きづらさを抱えた生徒さんが多くなってからの発表会は、来年5年目を迎えます。もちろん、コロナ禍では発表会は開催できず、うちではオンライン発表会という形を取りました。それでも、こつこつ、来年の5年目を迎える生徒さんがたくさんいらっしゃいます。

来年は「継続表彰」があります!

続けていることにどんな強みが生まれているか、きっと実感することと思います。

そのために、できるだけ不安な材料がないように、準備を整えて講師群は頑張りました。

会場のオーナー様からのご理解を得て、鍵盤の把握が難しい生徒さんのための鍵盤シールを貼らせていただきました。本当に感謝です。

一歩一歩、自分の楽しいピアノが弾けるようになるために、これからも全力で指導をしていきたいと思います。

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