本日は、月末に行われるコンクールのリハーサルがあり、生徒さんに付き添っていました。
大きなピアノ、でも、本番はさらに20センチ大きいピアノを弾く、と、解説がありました。
いい音ですね、大きいピアノ。
響きを感じて弾いてほしいです。
ちょうど今日、ポーランドでは、ショパンコンクールの1次予選が始まりました。
今はyoutubeのライブ配信で見ることができますので、どうぞご覧ください。
若いピアニストが、ほとばしる汗をかきながら、ショパンに対峙しています。
日本からもたくさんのピアニストがチャレンジしますよ!
さて、
生徒さんのリハーサルの話です。
初めてのコンクールです。ピアノの練習はとても好きで、自分から進んでできる子です。
ただ、通常バージョン以外のことは苦手なタイプのお子さんなので、本番も「出ない!」という可能性もありますが、
本番よりも、そこに行く軌跡を大切にしたい、と、コンクール出場を決めました。
今日のリハーサルは部門の隔たりなく、流れを味わう、といったものでした。
でも、予想外の順番に、「いやだ」と、舞台に向かおうとしませんでしたが、
わたしと手をつないで、一緒に舞台に行きました。
いつも間違えずに弾きますが、今日はパニクっていたので、途中で間違えました。
おうちの方は、そのことを気になさっていましたが、そんなことよりも、
舞台に出ることができ、間違えても弾ききることができたことをに100点を上げたいと思います。
このドキドキを味わっていたら、もしかしたら、「もう出たくない」というかもしれません。
でも、私は、「本番はばっちり決めるよ!」と言ってくれるような気がしていますので、
引き続き、応援をしていきたいと思います。
コンクールで賞を取るのが大切なのではなく、そこまで頑張った道のりが大切なのです。
私も、コンクールで失敗した思い出を持っています。
転んだら、何かをつかんで起き上がる、そんな「強さ」を身に着けてほしいと思います。
異国で頑張る日本人ピアニストの方々にも、ライブでエールを送りたいと思います。
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