レッスンの中でも、よく親御さんが「ちゃんとしなさい!!」とお子さんに言っている場面があります。
その時私は何も申しませんが、親御さんのお気持ち、すごくわかるんですよね。でも、共感はしません。なぜなら、「ちゃんとする」の概念が、お子さんには伝わっていないからです。似たような言葉に、「普通にしなさい」というのもありますが、そもそも「普通」って何?って思っているんですよね、私。
「普通」、というのは、「一般的に」、という意味合いが強いと思いますが、少数派か多数派か、と言われれば、「多数派」のことを示すわけです。そもそも、人には「人格」があり、個々の「個性」で成り立っています。殊に、うちの教室のような、カラフルなお子さんが多い場所では、もはや「普通」は存在しません。
同じように、「ちゃんとする」という概念は、人が勝手に植え付けようとするもので、何を意図するのか、親の概念でしかありません。
では、親の概念を植え付けてはいけないのでしょうか?
親として、ではなく、「私は」→君にはこのようにしてほしいのだけど、君はどう思う?
このセッションが、必要なんです。そのひと手間があれば、親の概念は概念ではなくなり、子供との共有になります。共有をしましょう!
親も子も納得がいくように、話し合いをしましょう。それが、お互いにとって将来的にいい関係を築けるようになるんじゃないかと思います。
というのも、私と私の子どもは、いつも話し合いをし、お互いの意見を話し合い、時にはぶつけ合いながら、母子家庭で乗り切ってきました。
だから、私たち親子の会話の中で「ちゃんとしなさい」とか「普通にして」とか、そういったフィルターがかかった言葉はありません。
ですから、教室でも、お子さんを、ほかのお子さんと比べたり、「〇年生らしくしなさい」など、そういった言葉はありませんのでご安心してください。
ともみゅーじっくは、個々のお子さんを、「かけがえのないその子」として、はじめから終わりまで、見続けていきます。
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