秋はピアノコンクールの多い季節です。
ともみゅーじっくからも、毎年コンクールにチャレンジする生徒さんがいらっしゃいます。
今年はコンクールの経験のある生徒さんがブルグミュラーコンクールにチャレンジされました。
講師の私もコンクールは経験してきましたが、思ったような結果にならないこと、
思ったような演奏ができないことに遭遇しました。
コンクールに参加する生徒さんには必ずいうことがあります。
「点数は人(審査員)が決めること。自分にできることは自分の最高の演奏をできる準備をすること」です。
「あんなに頑張ったのに」、いや、あの子はもっとばんばっていたかもしれない!
「なんでうまく弾けなかったんだろう?」、うまく弾ける練習を納得いくまでしていた?
「あんなところで間違えたことないのに」、そうだよね、緊張するとよくある!
でも、非常にも、そんな小さいことで優劣が決まるのです。
全部、私も経験してきました。「とても大きなコンクールの舞台で、絶対にやってはいけないことをやらかしてしまった・・・」
その経験で、私は2度と同じことを繰り返さない練習を身につけました。
コンクールは全て「勉強」の場だと思います。
賞がとりたい、と思うのは、大人も子供も同じです。
でも、それよりもっと大きなものを得られる場が、実はコンクールなのです。
練習の過程、緊張の中での演奏の仕方、会場によって違う響きの聞き方、ペダルの踏み方、どれ一つとってもいい加減にできないものばかりですが、普段の練習では深いところまで気をつけないことがあります。
ですから、コンクールは「自分との向き合い」だと考えています。
私自身、賞に一喜一憂した頃がありましたが、今はもう、違います。
「〇〇ができるようになってよかったね!」
「〇〇ができたから、次はこんな曲もできるようになるね!」
1年にたくさん、コンクールばかり受けるのは私はおすすめはしませんが、時々自分と本気で向き合ってみるのはいいことではないかなぁと思います。
教室から出演された生徒さん、お疲れ様でした!サポートしてくださったお家の方も、本当にありがとうございました。
次の大会に行く方は、また振り出しに戻って一緒に頑張っていきましょうね!
この記事へのコメントはありません。