レディネスって何〜?
例えば、「2歳のお子さんに漢字を書きましょう」といっても、それは難しいと思います。人間の発達段階には順序があり、生まれてからいろいろなことをステップでできるようになっていきます。
昨今の「早期教育」について、悩んでおられる方もおられると思うので、今日は「レディネス」の話をしてみたいと思います。
レディネスとは、発達段階における「準備段階」のことです。
音楽や英語、スイミング、体操、といった、比較的年齢の低い時から始められるものについて、「早いほうがいい!」「いや、興味を持ってからでいい」など、パパママも悩みますよね。
ピアノに関しては、
①音楽に合わせて体を動かしたり、楽器に触ってみたいと思う、触って音を鳴らす
②文字や数に興味が出てきている
③短い時間でも、同じ作業(レッスン内容)に座って取り組んでいられる
④先生と意思の疎通ができ、お家での練習をお家の方と一緒に取り組むことができる
こんなことができるようになっていたら、ピアノのレッスンができるようになっていると思います。
個人差がありますので、何歳、とは言えません。
音楽の習い事にも、ピアノ、エレクトーン、バイオリン、リトミック、合唱、など、いろいろな種類があります。
リトミック的なものは、赤ちゃんのうちから始めることができます。
お子さんが、準備期間に達してない場合、「⚪︎歳になったらピアノ教室に入れよう」と思っていても、お子さんのレッスンがうまくいかないことは当然あり得ます。その時、「弾けるようにならないからやめさせよう」という考えに至ることもあるかと思います。
どこのピアノ教室でも、お子さんの状態は講師がしっかりと観察し、今の時期が適しているかどうか、体験レッスンなどでお伝えすることもあります。
また、教室の目指す目標によっては、「⚪︎歳以上のお子さん」「鉛筆でまるが描けるようになっていること」「数が10まで数えられること」というような基準を設けている場合もあります。
お家の方は、お子さんの「年齢」ではなく、お子さんの「準備」が整っているかを見定めて、楽しい音楽ライフを誘ってあげてくださいね!
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